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役員決めは罰ゲーム? やらない人はトイレ掃除も

毎日新聞の記事はこちら

 誰も挙手しない。口も開かない。それが30分以上。4月中旬、横浜市立小の役員決めの一場面だ。「ああ、早く帰りたい」。皆がイライラし始めた時、ある母親が言い放った。「過去に何の役員もやっていない人から選ぶのが平等じゃないかしら」。次の瞬間、役員経験者らしい母親たちから大きな拍手!

 「怖い」。うつ病を抱える母親(42)は身がすくんだという。事前に病名を教師に打ち明け、役員を免除してもらうつもりだったが機を逸した。「拍手を聞いて『逃げられない』とパニックになってしまった」。気づけば手を挙げていた。「やります」。それほどのプレッシャーなのだ。

 6年間、役員にならなかった方には学校のトイレ掃除をしていただきます−−。首都圏の公立小の役員選出アンケートにそうあるのを見て、ある40代の保護者は仰天した。「罰ゲームじゃあるまいし」。しかし働く母親の中には「1度の掃除で済むなら」とあえて選ぶ人もいるという。

 「平等に全員参加を」は今どきの役員決めで必ずと言ってよいほど飛び出す言葉だ。

 かつては互選や立候補が多かった。「子供が学校から茶封筒を持ち帰ったら、それはPTAからの"召集令状"。互選だと名簿の一番上や下の人に票が集まりやすい。名字が『よ』で始まるので何度も役員をやりました」(山口県、42歳)。このように負担が集中するのを避け、より平等に、と編み出されたのが役目を増やして全員で分担する「一人一役」制や、本部役員、その他の役員など役職に応じて点数を付与し、次回の役員決めの参考にする「ポイント制」だ。

 引き受けられない理由を全員の前で開示し、皆に認めてもらえない限り問答無用の「全員くじ引き」やじゃんけんをするというのも、今やあちこちの学校で最終手段となっている。

 小学校高学年の本部役員決めの後、極度の緊張から急に解かれたためか、歯をガチガチと鳴らす人、涙目の人、座り込む人が続出......。そんな母親たちの姿に「PTA再活用論」の著書もある作家、川端裕人さん(49)はあぜんとした。実は、役員として選出に立ち会った川端さんもまた、ストレスで手の震えがしばらく止まらなかったという。

 「公平と平等を追求するうち、PTAは義務と負担と強制の組織になってしまった」と問題を指摘する。別の年には役員を引き受けていた母親が任期中にがんで亡くなった。「『平等に』と全員に網をかければ、本当に大変な人を非人道的なまでに追い詰めかねないのです」。悩んだ末、川端さんはPTAを退会した。

(中略)

 「『やらない人はずるい』『全員で平等に』という声が上がる時点で、そのPTAは存在意義を失いかけている。嫌な役目と皆が思うからロシアンルーレットか罰ゲームみたいに全員で回そう、となる」。そう指摘するのは、子育て支援などに詳しい恵泉女学園大学の大日向雅美教授だ。

 もちろん、改革に乗り出すPTAも増えている。「入退会自由」をうたい、活動内容を見直したり、行事ごとにボランティアを募ったり、地域の人々を巻き込んだ「学校応援団」を作ったり......。

 埼玉県の中学でPTA改革を模索する40代の父親は「抱える問題は多いですが、PTAのような形の組織はあった方がいいし、役員をやって良かったとも思うんです。だから多くの人が参加したくなる民主的な組織にしたい。そうすれば『やらない人はずるい』なんて嫌な言葉も出てこなくなるのでは」と目標を語る。

 東京都の母親(53)はこの春も下の子の高校でクラス役員を引き受けた。「活動に参加すると、『息子の学校』でしかなかった学校に愛着がわき、もり立てたい気持ちになる」とやりがいを語る。

 戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の指導でスタートしたPTA。教師と親が手を携え、対等な立場で学ぶ場で、「民主主義の学校」と呼ばれた時期もある。

 大日向教授はいう。「民主的な学校運営のために、PTA的な機能はやはり必要です。ただ今のPTAは専業主婦を前提とした高度成長期のシステムで、すでに制度疲労を起こしています。忙しい現役世代の保護者だけで活動を担うのはもはや無理なんです」

 そこで提案するのはPTAならぬ「GPTA」。「地域の団塊世代、つまりGP(グランドペアレント)にもPTAにボランティア参加してもらっては? 今の時代に求められているのは、子供や親を地域や社会が応援すること。保護者だけに、まして母親だけに押しつけるような組織ではダメ。学校にもPTAにも新しい風が必要です」

記事は、PTAのことを書いたものです。
しかし、ドキッとした子ども会関係者の方も多いのではないでしょうか。
または、「私もそういう経緯で役員にされてしまった」なんて人も多いのでは。

子ども会は、「全員加入」のところと、「任意加入」のところがありますが、
ともに、役員選びで大変苦労しているとの話をよく耳にします。

一方で、記事の後段にもあるように、
「やってみたらよかった!」
と思っている方が多いのも確かだと感じます。
何十年と続ける役員さんが多いのは、その証明ではないかと。

さらに別の視点でいえば、輪番制だからこそ、
「楽しかったけど1年交代だから終わり」
ということで、やる気のある方が子ども会を去っていく姿も、たくさん目にしました。

様々な視点があろうかと思いますが、
「子ども会にかかわって、こんなによいことがあった!」
と親の側も感じられるような工夫と、その思いの発信ができると、変わってくるのではないかと感じました。
(子ども会の親でお酒を飲む打ち上げをし、団結が深まった...なんて話も聞きます)

今こそ議論が必要です。

(はっちー)

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Comment [1]

No.1

地区子ども会育成会などなどと称して、活動しているのは素晴らしいこと。しかし、この理念が、政治目的に使われるようでは、会への参加、まして役員などの候補は望めない。
やしま満雄氏、今回の選挙のスローガン、「若さと情熱の行動派」とか。
皆さんの声を行政に生かしたい!
さて、今回の選挙の告示日当日に、政策羅列のはがきが届いた。一度もあったことのない人物からこのような、立候補の挨拶気取りのはがきを送りつける無礼なものに政治は任されない。まして選挙期間、初日にこのような行為は遵法精神におとる。公選はがきを逸脱した脱法行為、支持は出来ない

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