気仙沼市唐桑町舘地区で10日、小正月の伝統行事「えべっしょ・かせどり」が行われた。地元の子供たちが板をカツオの形に切った「鰹木(かつのき)」を持って家々を回り、大漁や家内安全を祈願した。舘地区子ども会育成会(熊谷勝敏会長)が主催し幼稚園児から中学生までの約40人と保護者ら約25人が参加。小田、岩井沢、舘の各漁港でお神酒を海にまき「大漁」と書かれた鰹木を海水で清めた後、地域内の約150軒を訪ね歩いた。
男の子は「えべっしょ(恵比寿魚)」と元気な声を上げて鰹木を手渡し、女の子はアワビの貝殻を入れたざるを戸口で振って鳴らし、厄払いした。訪問を受けた家の人たちはご祝儀やお菓子を配り、子供たちをねぎらった。
訪問を受けた唐桑町小田の熊谷きり子さん(78)は「昔からの行事が続くのはいいこと。毎年、楽しみにしています」と話していた。
漁業が盛んな三陸南部。
旧正月には、こんな伝統行事が行われたそうです。
なんでも、この行事は一度廃れたものだそうで、約30年前に子ども会で復活させたといいます。
子ども会がしっかり地域に根付いている証拠ですね!
子どもたちの様子が目に浮かびます。
(はっちー)
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