科学技術や文化、教育などは、費用と手間がかかる割に成果がすぐには見えてこない分野だ。それを費用対効果で仕分けしてよいのだろうか。知的創造活動の基盤整備や人材の育成は、長期的視野から取り組むべき課題である。
行政刷新会議の事業仕分けの結果、この分野の多くの事業が「廃止」や「縮減」と判定されたが、大胆に判定を見直して適切な予算措置をとることが必要だ。
(中略)
2000年の「子ども読書年」を機に超党派の国会議員が提唱して創設された「子どもゆめ基金」と、子ども読書応援プロジェクトも「廃止」と判定された。
基金は読書の街づくりや読み聞かせなど、年間約2000件の民間事業を支援してきた。
衆参両院で全会一致で採択された決議により、来年は「国民読書年」と定められている。活字文化推進の重要性を踏まえ、これらの事業は存続させるべきだ。
読売新聞の社説です。
文字媒体のマスメディアらしく、子どもゆめ基金を「読書活動の推進」の観点から必要と訴えていますが、肝心なことは、前段で指摘している「科学技術や文化、教育などは、費用と手間がかかる割に成果がすぐには見えてこない分野だ。それを費用対効果で仕分けしてよいのだろうか。」ということです。
「人材の育成」をどう考えるのか、しっかり見据えた議論が必要です。
(はっちー)

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