(フジテレビのニュースはこちら)
蓮舫議員は、「主語は誰ですか?」、「わたしが聞いてるのは、なぜこの団体なんですかって聞いているんです!」と語気を強め尋ねていた。
そして、「この子どもゆめ基金を運用している独立行政法人には、天下りはいますか?」と質問。
仕分け対象事業担当者が「官公庁役職として2名おります」と答えると、すかさず蓮舫議員は「天下りがいますね」と語った。
傍聴した男性は「これはね、非常にいいですよ。国民の目から見れば、もうちょっと厳しい判断があってもいいという説明多い」と話した。
傍聴した女性は「(仕分け対象施設を)あまり利用されたことがない方が、議論しているのが残念」と語った。
(中略)
仕分けの最終結論は、仕分け人の投票による多数決で決まる。
「必要か不要か」、「予算を持つのは国か地方か」、「予算額は減らすべきか」などが多数決で決定する。
概算要求通りの無傷の事業は、ここまでゼロとなっている。
この「天下り」に関するやり取りが、昨日はテレビで繰り返し放映されていました。
この会議で、仕分け人からどんな意見が出されたのでしょうか。
行政刷新会議ホームページに掲載されています。
【子どもゆめ基金】●運用型交付金にもかかわらず、事業費の大半を国費から補助している。基金の意味が薄れていることから、一度解散して国庫へ戻し、単年度事業とすべき。
●運用型の基金とはいえ、今や実質的に形骸化しており意味なし。返納して再検討
●国でやるべき意義が見られない。
●全国区のニーズの調査が十分でない。
●学校でやればよいことで効果の明らかでないことをする必要はない。
●活動は応援したいが、基金はやめる。民間寄付、NPO が増えるような努力を。
●基金の存在の意義は分かるが、現実には意味がない。積極的に地方に任せるべきである。そのほうがより細やかな実施が可能。コストも安くなる。
⇒【結果】廃止9名 自治体/民間2名 見直し行う:3名 ⇒廃止
何度読んでも、太字にした
「学校でやればよいことで効果の明らかでないことをする必要はない。」
というコメントに心底がっかりさせられます。
加えて、こんな記事もありました。
(産経新聞の記事はこちら)
ただ、文部科学行政を判定するブースでは、興味ないのか、自分のパソコンでインターネットの書き込みに興じる仕分け人の姿もあった。
これは見過ごせません。
こんないい加減な態度で、費用対効果を論じて、「子どもゆめ基金」や「国立青少年交流の家」などを切り捨てたりしているのです。
子ども会をはじめ、地域による子どもの体験活動に大きな役割を果たしているこれらの事業。
この結論を導くことによって、失う価値があることをわかっているのか、大いに疑問です。
今まで子どもゆめ基金をもらってきた団体からは、こんな声が挙がっています。
「廃止」とされた「子どもゆめ基金」。県内では多数のNPO法人などが、体験学習や読み聞かせなどの活動資金の助成を受けている。
キャンプや自然観察などの環境教育に取り組む「やまぼうし自然学校」(上田市菅平高原)の助成額は年間約200万円。加々美貴代代表(39)は「教育関連の事業は成果が目に見えにくく、不要と判断されたのだと思うが、日本の将来にとってはマイナスではないか」と疑問視した。
また、Yahoo!ニュースのコメント欄にも、こんな書き込みが。
事業仕分けで取り消された事業に「子どもゆめ基金」がありました。
私の所属している団体で、来年子どもたちと行う事業をこの基金に応募して承認してもらったばかりです。本当にまじめな子どもたちのための活動で、予算計画も何度も見直しを担当している事務局から言われて、やっとの思いで承認をもらいました。
(中略)
子どもの夢を奪う事業仕分けをするような事は辞めてください。この怒りはどこへもっていけばいいのですか?誰か教えてください!
「国立青少年交流の家など」や「子どもゆめ基金」が現状のままで良いとは思っていません。
筆者も、1利用者として、今まで問題点もたくさん感じてきました。
しかしながら、今回のニュースは、子ども会をはじめとする地域の活動に、明らかにマイナスとなります。
しかも、こんなに乱暴なやり方で、おおむね費用対効果や天下りうんぬんの話に終始しながら、ばっさり切られています。
このことについて、子ども会関係者は、もっと関心を持つべきではないでしょうか。
すぐに痛みはなくても、気が付いたら周りが大火事になっていた...では、済まないのです。
(はっちー)

ゆめ基金ね。
学校でやればよいという考えが、根本的におかしいなと思います。
もうご存知の通りだと思いますが、学校にそんなヒマはありません。
また、子ども会のリーダーや指導員と学校の先生では、明らかに立場が違います。
色々な立場があって、それぞれ廃止されるものについて、反対意見がたくさん出るのは分かりますが、そこまで意地になって財源確保に取り掛かって、何が残るんだろと、素人目でも見て分かるような気がしています。
はじめまして!
ゆめ基金のこと、私のブログにも書きました。
私は、超巨額の子ども手当てとの関係を心配しています。
「総合的な子ども政策」=子ども手当て なのではないかと危惧しています。
「子ども手当てあげるんだから、それで市民活動にお金払ってやってよ」という論理になりかねないと思っています。
よかったら、読んでみてください。
文部科学省による、巻き返しに向けた活動がスタートされました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
事業仕分けでの結論を覆すのに十分な新材料が求められます。それを考えるためには、はっちーさんの本文で引用されている「評価シート」の内容のみならず、議論内容も把握しておく必要があると思います。 議事録はいつ出るんでしょう。。。
>mach
私の違和感と、このように記事にした理由は、まさにmachが述べられているとおりです。
せめて、「子どもは、親と学校と地域が一体となって育てる」という大原則を認識してから、語ってもらいたいものです。
>のしぱぱさん
コメントありがとうございます。ブログ読ませていただきました。詳細な分析がなされており、感服しております。
個人に手厚くお金をあげるから、社会的な投資はみんな「ムダ」なんだ…みたいな論理があるのかないのかも不明な「事業仕分け」の推移ですが、そこには、感情的ではなく、冷静な反論ができなきゃならないですね。
違和感を持つ一人として、しっかり勉強したいと思っています。
>ぴーさん
早く議事録ほしいですね。。
「親と学校と地域一体となって育てる」からこそ「国」の仕事ではないのでは?
意味が不明。
>匿名さん
「学校でやればよいことで効果の明らかでないことをする必要はない。」という仕分け人の意見に関してのやり取りです。
国としてやるべきかどうか論じる以前に、そもそもこうした事業の意味について正確に理解してないということです。