みんなに語りかけるときのコツ

| コメント(4) | トラックバック(0)

小学生やジュニアリーダーのみんなに、ぜひ知ってもらいたいことです。
育成者のお父さんお母さんにも、役に立つかもしれません。

みんなに語りかけるとき、自分の思いがなかなか伝わらなかったり、誤解をされやすい人、いませんか?
特に作文や、小論文や、インターネットで書き込みをするとき...
あれ?そんな意味じゃないのに...ってこと、よくあることです。

そういう人は、四字熟語ですが、「起承転結」を考えて書きましょう。

起 はじめに伝えたいことをはっきりさせる。
承 それは具体的にはどういうことなのか、どんな意味なのかを詳しく。
転 「承」を違う事例や視点から見て、さらに深く掘り下げる。
結 結論(伝えたいこと)を短くまとめる。

具体的には、こんな感じです。


**例1**
(起)私は、カピバラさんが大好きです。それは、カピバラさんがかわいいからです。
(承)ある日、ぬいぐるみ屋さんにカピバラさんがいました。つぶらなお目目にでっかい図体が私を見つめてきます。友達も、お店にいたほかの人も、みんなメロメロになっていました。
(転)何といっても一番かわいいのは、カピバラさんの「手」だと思います。でっかい図体のわりに、とっても小さい手で、私に「遊ぼうよ?」って話しかけてきます。もうメロメロです。この愛きょうがたまりません。
(結)だから、私はとってもカピバラさんが大好きです。

...これは日記みたいな感じですね。

**例2**

(起)ジュニアリーダー活動に一番大切なことは、体力だと思う。
(承)子ども会で遊ぶときは、室内でのゲームやダンス、野外での川遊びやキャンプファイヤーなど、とても動きまわることが多い。元気いっぱいの子どもたちに立派な「お兄さん」として関わるには、そんな子たちに負けないくらい元気いっぱいでなくてはと考えるからである。
(転)私にはこんな経験がある。小学生のときの夏のキャンプで、テントに泊まっていたとき、友達が突然せきをしだしてしまった。友達は、
「ぜんそくになっちゃったみたい」
という。
どうしたらいいかわからなくて困っていたとき、近くのジュニアリーダーが飛んできてくれて、近くの救護テントまで背負っていってくれた。そんな姿がとても頼もしかったし、自分もあのようになりたいと感じた。
(結)だから、ジュニアリーダー活動に一番大切なことは体力だと思っているし、高校生となった今では、後輩の子がちょっとダンスをしただけで疲れていたら、「子どもに負けちゃうぞ、しっかり体力をつけろ!」とアドバイスするのである。

...こちらはちょっとした小論文のようです。

いかがでしょうか。
例えば、「例2」のほうです。
インターネットの掲示板で、
「ジュニアリーダーにとって必要なことは体力だと思いますが、皆さんいかがですか?」
...みたいな書き込みはよく見かけます。
だけど、それが具体的にどんな思いで、どんな経験があってのことなのかがわからないと、漠然とした話しかできないし、思いが伝わらないことがあります。
ちゃんと「起承転結」を踏まえて書き込むと、より自分に共感してもらえる可能性が高くなったり、「いや、自分はもっとこういう風に思うよ」みたいな、実りのある話ができます。

これは、いろんな場面でも共通することです。

例えば、宿泊研修で子どもが騒いでいるときに、リーダーが頭ごなしに
「早く寝ろ!」
と怒鳴ってしまう場面をよく見かけます。

しかし、それで思いがちゃんと伝わっているでしょうか。

「(起)もうそろそろ寝よう。何で寝ようって言いに来たか、みんなわかるかい?
 (承)それは、今ちゃんと寝ないと、明日山登りをしたりするのがとってもつらくなっちゃうんだよ。
 (転)前に来た子が、夜遅くまで起きてたせいで、次の日気持ち悪くなっちゃって、途中で帰っちゃったことがあるんだ。そうなってもいいの?
 (結)仲間とのおしゃべりが楽しいのはよくわかるけど、そろそろ寝ようよ。」

って語りかけてあげると、どうでしょう。
筆者の経験でいえば、伝わり方が全然違うように感じます。

コミュニケーション能力のひとつとして、「起承転結」をちょっと心がけてみませんか?

(はっちー)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kodomokai.s376.xrea.com/x/mt/mt-tb.cgi/216

コメント(4)

 なるほど、目からうろこです。

 最近よくコメントを書き込むので気をつけてみましょう。

カピバラさんがすごい魅力的に思えました。
実習中の子どもへの語りかけを思い出しました。
運動会当日、トイレへの誘いに応じない幼児に
「おしっこしないとねずみさんになって運動会行けないよ」
と、なんでトイレに誘うのかわかるように伝えるのに必死でした。
書き込む時は例えを用いたりしていますが、文章を読み直して客観的に意見が伝わるか考えてからにしたいです。

はっちーさんの子供達への語りかけ、目に浮かびます。
子供達へはもちろん、日頃の人間関係にも参考にしたいと思います。思いを伝えるというのは難しいですね。

たくさんの書き込みありがとうございます。
こうやって反響があるとうれしいです。

>からすさん
からすさんからそんな感想をお聞きできるとは恐縮です(^^;

>まつこ
実はこの「起承転結」方式って、大学受験のときに読んだ小論文作成マニュアルが元ネタだったりします。
きっと、伝えたいことをまとめるときに有効な手段だと思うので、受験生なんかは特によく知ってほしいなって勝手に思ったりしています。

>のぶくんさん
日ごろの人間関係にもいいかもしれませんね。誰かを説得するときとか…
ただ、やりすぎると「理屈っぽい人だなぁ」と言われるので要注意です(笑)

コメントする


最新の「子ども会ニュース」

企画展「与那原の沖縄戦」ジュニアリーダーが折鶴(沖縄)
(沖縄タイムスの記事はこちら)  慰霊の日の関連行事として、企画展「与那原の沖縄戦~語り継ごう与那原の平和」(主催・町教育委員会)が与那原町…
コメント欄を調整しています
一昨日くらいから、子ども会ニュースの各記事のコメント欄に、スパムコメントが殺到しています。 管理人ともども対応しているところですが、なかなか…
紋別市のジュニアリーダー、創部20年目で初の男性部長(北海道)
(北海民友新聞の記事はこちら)  前日のゲリラ豪雨から一転、気持ちよい青空に恵まれた11日、第17回もんべつしこどもまつりがオホーツク森林公…
敦賀市で「もったいないkids植林プロジェクト」中学生とジュニアリーダー参加(福井)
(福井新聞の記事はこちら)  子どもたちに環境の大切さを学んでもらう「もったいないkids植林プロジェクト」が28日、敦賀市野坂の市少年自然…
発射に歓声 ペットボトルロケット製作 葛生JLCも協力(栃木・佐野)
葛生ライオンズクラブが主催する毎年恒例の「ペットボトルロケット製作・打ち上げ大会」が29日、市葛生あくとプラザ周辺で行われ、8組26人の親…

最近のコメント